「インプットとアウトプットの違いって何?」
「資格・受験勉強に効率的なインプット方法を知りたい」
こんな疑問に答えていきます。
実はこれらの疑問に対する答えは「学び効率が最大化するインプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]」を読むことで解決できます。
なぜなら著者の樺沢紫苑(かばさわしおん)さんは、「日本一アウトプットする精神科医」と知られる一方で、最大効率のインプット術を行っているからです。
樺沢紫苑さんのインプット
- 読書(スキマ時間のみ)20~30冊/月
- スマホ使用時間 30分以下/日
- ネットからの情報収集 15~20分/日
実際にほとんどインプットには、時間をかけていないようです。
この記事では、学び効率が最大化するインプットについてご紹介します。
- インプットとアウトプットの定義
- インプットとアウトプットの黄金比率
- 効率的なインプット術
- 資格・受験勉強に活用できるインプット術
- 本の内容を覚えやすくするインプット術
- スキマ時間を利用するインプット術
記事を読み終えると、インプット効率が高まり、より生産性がアップします。
目次
インプット大全の目次
<CHAPTER1 インプットの基本法則【RULES】>
インプットは「量」より「質」を重視 / インプットの精度を高めるには / アウトプット前提のインプット術 他
<CHAPTER2 科学的に記憶に残る本の読み方【READ】>
月に3冊読む / 深く読む / 感想を前提に読む / 本を選ぶ / 効率よく読む 他
<CHAPTER3 学びの理解が深まる話の聞き方【LISTEN】>
効率的に聞く / 耳学する / オーディオブックを聴く / パートナーの話を聞く他
<CHAPTER4 すべてを自己成長に変えるものの見方【WATCH】>
観察する / 観察力を磨く / 見直す /メモを見直す / テレビを見る /映画を観る 他
<CHAPTER5 最短で最大効率のインターネット活用術【INTERNET】>
情報を見極める /キュレーターをフォローする / 情報を宅配便化する 他
<CHAPTER6 あらゆる能力を引き出す最強の学び方【LEARN】>
人と会う / コミュニティに参加する / 自分を知る / 歴史から学ぶ 他
<CHAPTER7 インプット力を飛躍させる方法 応用編【ADVANCED】>
精緻化して覚える / インプット直後にアウトプットする / 脳内情報図書館を構築する 他
インプットとアウトプットの定義

インプットとは、「読む」「聞く」「見る」ことによって、情報を得て、それを記憶にとどめること
学び効率が最大化するインプット大全
アウトプットとは、「話す」「書く」「行動する」ことによって、情報を脳の中で処理し、外界に出力すること
学びを結果に変えるアウトプット大全
勉強を例にあげると、インプットは教科書を読む。
アウトプットは問題集を解く、テストを受ける、理解した内容を友人に説明する、となります。
インプットとアウトプットの定義を掴んでいただけたでしょうか?
定義を理解したうえで、読み進めていきましょう。

インプットとアウトプットの黄金比率は3:7

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士のある実験。
100人以上の子どもたちに人物プロフィールを暗唱させるときに、覚える時間と練習する時間の割合を変えたところ、もっとも高い結果を出したのは、インプットとアウトプットが3:7のグループでした。
学び効率が最大化するインプット大全
インプットとアウトプットの黄金比率が3:7であることを、もっと早く知りたかった・・・。
これまでぼくの学習方法はインプット8割、アウトプット2割くらいでした。
ぼくに限らず多くの人がインプット中心の勉強しているでしょう。
「インプット過多/アウトプット不足」の状態が勉強しているのに成長しない最大の原因ともいえます。
インプット時間の2倍近くをアウトプットに費やすよう意識しましょう。
効率的なインプット術

アウトプット前提のインプット術
「アウトプット前提でインプットを行う」方法は、1発で記憶に残す超裏技のインプット術です。
「アウトプット前提」にすると、なぜ記憶に残りやすくなるのでしょう?
心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥ると、脳内物質のノルアドレナリンが分泌されるからです。
ノルアドレナリンが分泌されると、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まります。
学びを最大化するインプット術
ロンドン大学での興味深い実験をご紹介します。
A,Bそれぞれのグループにある暗記テストを実施しました。
Aには「テスト後に他の人に教えてもらうので、しっかり覚えてください。」と伝え、Bにはただの暗記テストであると伝えました。
すると教えてもらうと説明したAのグループのほうが、暗記テストの得点が高い結果になりました。
つまり「教える」を前提にすると、「脳が活性化→記憶力up→学び効果が上がる」という良い循環が生じます。
アウトプット前提のインプットを行いましょう。
資格・受験勉強で活用できるインプット術

「語呂合わせ」は最強の記憶術
記憶を強化するには、「維持リハーサル」と「精緻化リハーサル」があります。
維持リハーサル;何度も繰り返して覚えること
精緻化リハーサル;情報の付加、統合によって情報を複雑化し、情報ボリュームを増やすことで覚えやすくすること
精緻化リハーサルはだれもが経験する「語呂合わせ」が例として挙げられます。
「710年、平城京」よりも「納豆(710)売りの平城京」と覚えたほうが、圧倒的に記憶しやすかったはずです。
現に「納豆売りの平城京」は、日常的に使わない知識なのにすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。
本を効率よく読むインプット術

樺沢さんが実践している、効率よく本を読む方法をご紹介します。
- 目次を見て、自分の知りたいことをピックアップ
- ピックアップした部分を読む
- パラパラとページをめくりながら、重要なポイント(各章の結論、はじめに、おわりに)を読んでいく
- 1ページ目に戻ってじっくり読んでいく
上記の工程を行うことで、本の構成や内容がすでに把握できているため、圧倒的に深く読めるようになります。
本のアウトラインを把握してから細部を読んでいく方法は、脳の仕組みにもマッチしているため、記憶にも残りやすくなります。
スキマ時間を利用するインプット術

移動時間を学習時間に変える「耳学」
スキマ時間を使った読書を、樺沢さんは推奨しています。
満員電車の中で読書なんて無理に思えるかもしれませんが、「音声」を聞き、学ぶことが可能です。
耳学のメリット
- 歩いている時間にも聞ける
- 運転、作業中にも聞ける
- スマホとイヤフォンがあればどこでも聞ける
- 活字が苦手な人に向いている
- 無料コンテンツが充実(Youtube、Podcastなど)
ぼくも通勤時間と運転中にAudible (オーディブル) – 本を聴くAmazonのサービスを使用しています。
10h/月くらい使用しているので、月2~3冊ほど耳学しています。
再生スピードも自由に変えられるので、リピートしたいときは倍速で聞くことも可能です。
〇〇しながら、月2~3冊読了できるのは、圧倒的に便利なサービスです。
普段本を読まない人も、聞き流すだけで年間で10~20冊読了できます。
まだの人はぜひ移動時間に試してみてください。
インプット大全購入者のみ知ることができる6つの特典
なんとインプット大全購入者限定の特典が用意されていました。
- 「樺沢塾」無料お試し入会
- あなたの目標が実現する!「目標設定シート」
- 脳内情報図書館を構築する!「空白のマンダラチャート」
- 樺沢推薦「国内/海外おすすめ旅行スポットベスト10」
- 樺沢の直筆「映画ノート」
- 幻のカット原稿
個人的には「 国内/海外おすすめ旅行スポットベスト10」 を読んで、えっ!?そんなところに行ったことあるの?
と意外な場所が紹介されていたので、旅行スポットの参考にしようと思いました。
まとめ
- インプットとアウトプットの黄金比率は3:7
- アウトプット前提のインプットで学びを最大化
- 資格・受験勉強に活用できるインプット術→精緻化を用いた記憶術
- 本の内容を覚えやすくするインプット術→全体像を把握してから細部を読む
- スキマ時間を利用するインプット術→移動時間は耳学
上記に本文をまとめました。
本書で紹介されているのは、ビジネス・勉強・読書などあらゆる場面で活用できるインプット術です。
実際に「知的生産性を高めるビジネス書」を目指して、樺沢さんは学び効率が最大化するインプット大全を執筆したそうです。
AIが発達してくるであろうこれからの時代、効率のいいインプット術を身につけて、生産性の高い人を目指してみませんか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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